話は尽きない

音楽、数学、言語学、人類学などについて

数学

Sevishの313平均律を使った曲「Desert Island Rain」について

微分音アーティストSevishの「Desert Island Rain」という曲について、自分なりの解釈です。Sevish - Desert Island Rain (313-tone equal temperament) Sevishは微分音を使って作曲するエレクトロ系のアーティストで、15平均律、19平均律、22平均律、23平均…

音符の組合せとフィボナッチ数列

n連符を使って構成される音符を考えます。 あらゆるリズムを音価まで考慮した場合、それぞれの音符は何パターンになるでしょうか?n=1〜5までを書き出してみましょう。 n=1のとき(2通り) n=2のとき(5通り) n=3のとき(13通り) n=4のとき(34通り) n=5のとき(8…

純正律と平均律の数理 

現在、ポピュラー音楽の大半は12平均律という音律を使って作曲・演奏されています。この12平均律が採用されるに至るまでに様々な音律が考案されてきた訳ですが、この記事ではその中でも「純正律」と「平均律」を比較し、さらに12以上の大きい数の平均律につ…

12平均律の拡張 ー 自然数平均律から実数平均律まで

12平均律とは、1オクターヴを12等分するような音律のことです。 ピアノの鍵盤を見てみましょう。 ドと上のドの関係のことを1オクターヴと言い、それをさらに12等分している音律なので、この音律のことを12平均律と言っています。普段日本で耳にする音楽のほ…